3寸と4寸の両刃の鉈 |
特に普通のキャンプでは焚火でもしない限り使わないのが鉈なんですが、
本格的に薪を割るのであれば斧が適しています、
小型の手斧というのもあるんですが薪の大きさによって斧も使い分けするのが普通です、
鉈というには本来の使い方は枝を打つ使い方から発達した物です、
一本の広葉樹の木を倒したとすると幹の部分は太く上部に行くと細い枝に分かれて入って先端部分はかなり細い小枝だらけになるんです、
小枝を処理する時に斧だと扱い辛く鉈が手に馴染みます
猟師の人(マタギ)が山に入る時に「鉄砲を忘れてもナガサは忘れるな」という言葉があるようにナガサと呼ばれる剣鉈は木の枝を払いシェルターを作って命を繋ぐ大切な道具だったようです、
それ以外の使い方も岩魚をさばいたり、山菜やキノコを調理したり、山で自給するための大切な道具です、
もちろん本来の使い方は木を捌くために使います、
暖をとるためとか枝を加工して罠を作ったりと山で出来る事はナガサ一本でまかなえるんです、
鍛造タイプ白紙鋼割り込み・8寸の両刃の剣鉈と7寸の片刃のナガサ |
「手前の剣鉈は佐治武士作、奥の物は初代・本成寺修司作」古い物です、
数年前に友人の私有地の山で間伐の手伝いをした時に使った物ですが生木の枝を払うのは切れ味が相当な物でないと役に立たない事を実感しました、
2、3cmの小枝はハンディタイプのノコギリが実用的に合っているのが解りました、
近年は山奥に入る事がないので使う事が無くなった剣鉈ですが災害時でも役にたつ道具達です。。。
0 コメント