ロケットストーブとPellet Rocket stove


ロケットストーブとPellet Rocket stoveの違い


タイトルのロケットストーブとPellet Rocket stoveの違いは燃料が小枝などの木を燃料にするかPellet (木質ペレット)にするかの違いです。



木質ペレットというのは木材を粉末にした物を熱と圧力をかけて小さなつぶにした物で直径5ミリ長さ10ミリくらいの円柱状になっています。この顆粒状の燃料を燃やす専用の暖房器機がペレットストーブです。

欧州や欧米では広く使われています。


日本では地域活性化のために間引き材などを利用して普及し始めていますが、燃料のコストがあっていないのか燃料の値段が高めで、ペレットストーブ本体の値段も20~80万円と高く、設置場所や排気の工事など極めて不利な条件があり、この三重苦が普及の妨げになっている点を克服しなければ悪循環を招いてしまい自治体の助成金だけでは普及するのは難しい状態だというのが現状かなって思っています。

ロケットストーブ


初めてロケットストーブなるものを知り、原理を確かめたくて作ったのは煙突をつなぎ合わせただけの物。

英語の大文字の_J_の形で下に新聞紙を詰め込み火を付け上部煙突から火の粉が勢い良く吹き出して歓声をあげた。(注意、都会では不可です。真似しないでください。)








ハンマーハウスというDIY専門店の店長が作ったロケットストーブ
無骨なデザインだが本格的に使えるロケットストーブ
主な用途はキャンプ用、、、もちろん災害時にも役に立つでしょう。。。
災害時の水確保には条件が必要ですが特に毒に汚染されていなければ雨水などを火にかけて煮沸すれば飲み水にできます。。。
濾過して煮沸の場合もあるでしょう。燃焼原理を知ってしまえばロケットストーブなどはDIYを趣味にしている人は簡単に空き缶だけで作ってしまうでしょう。

Pellet Rocket stove

このストーブの特徴は木質ペレットを燃料として燃やす事ができることです。燃料の継ぎ足しが楽になるので煮物などもとても楽です。


本体は簡単なロケットストーブの構造です。ちょっとだけ工夫しています。


木質ペレットは小さいですが勢い良く入れると詰まるんです。詰まる事?これって排水配管などでは困った現象なんですが、木質ペレットを燃やす先端部分では非常に有利に働くんです。。。これに気がつくまでに1年かかってしまいました。。。


燃焼の先端部分は木質ペレットよりかなり広く作っていて燃えると下に落ちて、上から燃料が降りてくる仕組みになります。

この原理を応用して暖房用ロケットマスヒーター(Rocket Mass heater)は薪と木質ペレットの両方を燃料にして使っています。